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自分流トレーニンングの極意

 富士通レッドウエーブ 船引かおり・まゆみ、矢野優子・良子姉妹 ~前編~

 エクササイズ特集のスペシャルインタビュー「自分流トレーニンングの極意」第2回目に登場してくれるのは、バスケット女子、富士通レッドウエーブの船引かおり・まゆみ姉妹と、矢野優子・良子姉妹です。昨季、全日本選手権を制したレッドウエーブは、2組の姉妹がいるというめずらしいチーム。姉妹だからこそわかりあえることもあるのでは? と思い、バスケットを始めた頃の話から2008年の北京五輪へ向けた話までをインタビューしました。前編はバスケットを始めたきっかけや、今季に入るまでのトレーニングなどについて伺いました。

 
「妹とは味方でバスケをしたかった」と語る船引かおり。写真をクリックするとプロフィルがご覧いただけます。

 ──9月9日に今季が開幕し3勝1敗(20日現在)と順調なスタートに思えます。Wリーグと全日本選手権の2冠を目指すチームの状態はいかがですか?

まゆみ:うーんどうですか?

(一同顔を見合わせ、笑う)

まゆみ:うん、いつも通り楽しくやってますよ。

かおり:そうだね、少しずつ調子を上げていく感じだよね。状態も悪くないし。けが人も少しいるけど、スタートメンバーは揃っているし、大丈夫だよね。

 ──矢野姉妹は、優子さんが移籍してきたことで、久しぶりの同じチームでのプレーになりますね。

良子:5年?6年ぶり?

優子:私がトヨタに移籍したのが2001年シーズンだから5年。ずいぶん久しぶりだよね。

 ──1チームに姉妹が2組いるのはめずらしいですよね。姉妹だからこそコートの上でもわかりあえることもあると思うんですが?

良子:私たちはホント久しぶりだから、やりながらゆっくりあわせていく部分が多いです。離れていたリスクっていうのはまだある感じ。船引姉妹は、ずっと一緒にやっているからそういうのもあるんじゃないですか?

姉とはアイコンタクトで分かり合えるという船引まゆみ。写真をクリックするとプロフィルがご覧いただけます。

かおり:私はポジション的にも人を使っていく側(ガード)だから、その意味では(妹の)やりたいことはわかる。他のチームメートに関しても、使う側だから人の特徴を分かって「こう使ってあげよう」とかはあるけど、一番まゆみがわかりやすい。それに、熱くなりすぎてるときなんかもすぐ分かるし。

まゆみ:バスケ始めてずーっと一緒だからね。私はお姉ちゃん以外のガードとやってる時間がほとんどないから、慣れというのもあるとは思うけど、他のガードとやってると「なんかあわないなー」とは思う。お姉ちゃんとやるのが自分が一番ストレスなくバスケットに集中できるって感じかなぁ。それが姉妹だからなのか、長年やってるからなのかはわかんないけど。大事な場面ではアイコンタクトで分かり合えるということもあるよね。

 ──バスケットを始めたきっかけというのは?

まゆみ:私はお姉ちゃんの影響で。

かおり:でも私は最初バレーボールをやるつもりだったんだけど、先生がいなくなっちゃったから、バスケットにしただけなんだよ。

まゆみ:お姉ちゃんがバレーだったら、私もバレーやってたな。矢野姉妹は?

優子:うちは三姉妹で一番上の姉がバスケットを始めたからその影響で。なぜバスケだったかというと…。昔はそんなに女の子がやれるスポーツもなかったから。バレーかバスケか、みたいな感じで。

まゆみ:うちのほうもそうだったー(笑)

かおり:部活やるにしても、選択肢がバスケか吹奏楽かって感じだった。それなら、体動かすほうだなーって。

優子:私は小さい頃は剣道や少年野球もやったんだけど、野球とかはやっぱり男の子のスポーツで、球拾いしかやらせてもらえなかった。バスケットはおもしろかったから続けてきたという感じかな。

良子:私は、お姉ちゃんたち二人の影響で始めてから、バスケット一筋。

久しぶりに妹と同じチームでプレーできると笑顔の矢野優子。写真をクリックするとプロフィルがご覧いただけます。

まゆみ:私は最初バスケットを始める時に先生が厳しくて、ミニバスに入りたいっていうのがあんまりなかったんだ。お姉ちゃんの代は強かったよね。

かおり:全国大会も出たし、強かった。

まゆみ:そのころは当然ユニホームももらえなかったし、いつもバスケットと関係ない練習したり、遊んだりしてた(笑)。5年生になってから「ちゃんとやらなきゃなー」って思ったんだけどすったもんだあって、バスケット辞めてスキーをやったりしてた。中学行ってから、仲のいい先輩たちから誘われてバスケット部に入ったんだ。

かおり:姉妹で同じことをずっとやれるというのはなかなかないし、やるなら敵じゃなくて味方でやりたいというのはあったから、移籍するときの決め手にもなったかな(2000年に第一勧銀から富士通へ移籍)。

優子:私は一回妹とやって離れて、もう一回やりたい気持ちはあった。まだ現役でできるときにやりたいと2年くらい前から言ってて、今年やっとそれが実現できた感じ。

 ──試合のないときなどは、どういったトレーニングをしていますか?

良子:基本的に週末が試合なので、月曜は休み。火曜はウエイトとシューティング、水曜からは午前・午後の2部練習。移動日の前の日はウエイトで午後は休み、当日は会場がとれたら、向こうで練習するし、だめならこっちで練習したから移動するというスケジュールがだいたいの流れかな。

優子:午前・午後練習はボールも使うしウエイトもやるしゲーム形式もやるし、いろいろやるよね。

まゆみ:最後の頑張り練習、とか言ってるよね。

小さい頃からバスケット一筋できた矢野良子。写真をクリックするとプロフィルがご覧いただけます。

 ──今年のチーム強化ポイントが「体力強化(スタミナ、パワー、スピード)」とありますが、開幕前は結構ハードな練習でしたか?

良子:結構きつかったね。

かおり:思い出したくなーい!春先くらいからはひたすら走り込みだったね。午前中が長距離、中距離、短距離とひたすら走って、午後がウエイトとか。この期間が長かった。

良子:2,3カ月くらいだよね。

かおり:もう毎日雨乞い。「お願い雨降って~」って。

(一同、爆笑)

まゆみ:でも、効果なかったねー。

かおり:去年のセミファイナルでは最後まで走りきれなかった(※)というのが中川監督の中にあったみたいで、春先から走り込みだったね。私は走るの苦手だけど、デッドヒートだよねここは。 (とまゆみと優子を指す)

まゆみ:頑張ったよねー。ふらふらになりながらだけど。

※05年シーズンのセミファイナルでは日本航空に1勝2敗で敗れ、ファイナル進出を逃す。

後編は10月5日公開

 姉妹だからこそ、分かり合えることがある。だから、一緒のチームでプレーしたかった、という船引、矢野両姉妹でした。
 後編は、開幕前のハードなトレーニングの全容が明らかになります。2冠を目指すチームはいったいオフの間、どんなトレーニングを積んできたのか・・・。お見逃しなく。



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