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自分流トレーニンングの極意

 女子フィギュアスケート日本代表 中野友加里 ~前編~

 「自分流トレーニングの極意」最終回に登場してくれるのは、フィギュアスケートの中野友加里です。中野は2006年年末に行われた全日本選手権で3位に入り、3月に行われる世界選手権の日本代表に選ばれました。2007年初戦となった日本学生氷上競技選手権(インカレ)で3連覇を果たした直後の中野に、日ごろのトレーニングや、世界選手権へ向けた抱負などを語ってもらいました。

 
記者の目をしっかりと見て、丁寧にインタビューに答える中野友加里
記者の目をしっかりと見て、丁寧にインタビューに答える中野友加里

 ──世界選手権の出場、そしてインカレの3連覇おめでとうございます。2007年初戦を無事に終えた今の気持ちは?

 ようやく一段落して、落ち着いたかなという感じです。

──2月にはアジア大会、そして3月には地元日本開催の世界選手権が控えています。今日も練習をしていたということですが、日ごろはどんなトレーニングをしているのですか?

 午前中は氷上練習です。基本的に、月曜日から土曜日は朝5時頃に起きて、6時から氷の上で練習をします。平日は6時から9時半くらいまで一度休憩をはさんで滑ります。土曜日は氷上練習よりも陸トレを主にやっています。

 ──休みは?

 日曜日はスケート靴をはかない日にしています。早稲田大学入学と同時に上京して、佐藤信夫先生に師事するようになってから「休む」ということの大切さを学びました。それまでは、365日スケート靴を履いていないと、なんだか落ちつかなかったんです。ケガをしていても、体調が悪くても練習していました。高校3年生のときは、右足首を骨折していたのに、4日間休んだだけで5日目からはお医者様の許可をもらって氷の上で練習していましたから。だから、余計ケガが長引いたり、大切な試合にコンディションがうまく持っていくことができなかったりしていました。休むことを教えてもらった今は、練習も充実していますし、コンディションもうまくもっていけるようになりました。

 ──毎日5時起きだと、体はきつくないですか?

 お昼寝を1時間くらいします。そうじゃないと夜まで起きていられないですから。睡眠時間をトータルで7時間くらい取るために、10時半から11時くらいにはベッドに入るようにして、体調管理しています。

全日本選手権・女子ショートプログラムでの中野友加里=06年12月28日
全日本選手権・女子ショートプログラムでの中野友加里=06年12月28日

 ──フィギュアスケートはショートプログラムが2分50秒、フリープログラムが4分間の演技です。これだけの時間を滑るのには、かなり持久力がいると思うのですが、氷上練習以外ではどんなことをしていますか?

 体力はない方ではないと思うんですが、今は週に2回程度の走り込みを欠かさないようにしています。練習場の近くにサッカー場があるので、その周りのトラックをだいたい15分くらい走ります。あとは、中学2年のころから、ジムに通っているのでそこで上半身と腹筋を鍛えるトレーニングをしています。

 ──演技中、体力的にきつくなる時間帯というのはどれくらいからですか?

 大体2分以降ですね。あと、実はジャンプの転倒というのは、すごく体力を消耗してしまうんです。1回転んで、また立つというのが疲労感がたまると思います。標高が高いところで演技の最中に転んでしまうと、結構キツイ。2006年の四大陸選手権のとき(コロラド)は、やはり空気が薄い場所なので、他の選手を見ていても大変そうでした。

 ──中野選手の代名詞といえば「ドーナツスピン」。フィギュアは持久力ももちろん、体の柔軟性も大事だと思うのですが、小さい頃から体は柔らかかった?

 小さい頃は硬かったです。一生懸命柔軟体操をして、柔らかくなるようにしました。今は1日に3回くらいで、練習前には10分程度やっています。お風呂上りの柔軟体操も効果的だというので、欠かしません。やっぱり何事も毎日の積み重ねが大事ですね。

後編は2月1日公開予定

 氷上と変わらない柔らかい笑顔が印象的な中野。後編では、食生活についてや、表現力を磨くためにしていること、そして世界選手権へ向けた抱負・自身の今後についてお伝えします。

中野友加里/プロフィル

 1985年(昭和60年)8月25日、愛知県江南市生まれ。6歳でスケートを始め、00年全日本ジュニアで優勝。02年世界ジュニア2位に入ると、同年、伊藤みどり以来、公式戦で初めてトリプルアクセルを成功させた。昨季NHK杯でGP初優勝を飾り、GPファイナルでも3位に入った。今季の全日本選手権で3位に入り、3月の世界選手権日本代表に選出された。コーチは佐藤信夫氏。154センチ、43キロ。早大3年。



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