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見事!!柴田善サオさばき…沖メバル初挑戦

ls-060728-1.jpg本命メバルを手にした柴田善臣に愛息健登君と陸樹君(左から)が寄ってくる

 中央競馬界きっての釣り好き、柴田善臣騎手(39)が茨城・日立沖の沖メバルに初めて挑戦した。元騎手で、日刊スポーツ競馬面でコラム「ぶっちゃけちゃえ」を執筆中の谷中公一調教助手(40)の尽力で実現した。夏休み中の愛息健登(けんと)君(小6)陸樹(りっき)君(小4)と、日立久慈港の「みちしお丸」から出船。左舷に3人で陣取って、親子対決の「日立久慈特別」(水深70~80メートル)が繰り広げられた。

 善臣が鮮やかな手綱さばきならぬ、サオさばきを披露した。左舷トモ(船尾)で開始早々、20センチほどの本命の沖メバルをゲットする。すかさず左舷ミヨシ(船首)の陸樹君がこれを上回るサイズを手にする。今度は真ん中で釣っていた健登君も型を見る。3人で序盤からたたき合いだ。

 忙しく走り回って善臣は2人のハリ外しを手伝う。「マイペースに持ち込むはずが、息子が強敵になっちゃった」。笑いながらポツポツと釣り上げた。

 ポイントに入って魚群探知機に反応が出ても、1度流してアタリがなければ2~3分ですぐ移動となる。「梅雨前線の影響で潮温が23・5度から20度に下がって食いが渋い」と尾本光雄船長(64)が状況を話す。

 そんな中、メバル初出漁でもベテラン騎手は確実に状況を読んでいた。船長の「どうぞ」の合図の直後に仕掛けを投入し、着底後に素早く糸フケを取って底スレスレにオモリをはわせればすぐにハリ掛かりする。掛けた魚の重みを確信しながらリールを巻いて取り込んだ。

 「今日の釣りは小回りの福島コースの短距離戦と同じでスタートが大事だね。投入でもたついて出遅れたら反応が消えたり、ポイントから離れてしまうようだ」。出船して約6時間の長丁場でも時合は一瞬しかない。競馬に例えて「必釣パターン」を分析する。

 釣り歴は約30年。騎手歴より10年近く長い。新潟競馬開催時に現地に滞在していた時はクルーザーを操縦(善臣は1級船舶免許保持者)して子どもたちとシロギスなどを釣った。伊豆の磯、箱根・芦ノ湖や日光・中禅寺湖のトラウト、沖縄でのトローリング、千葉・外房のヒラマサのカモシ釣りなど、右舷ミヨシに座った谷中助手らの釣り仲間といろいろと獲物を狙った。「見えない海中にいる魚は、物を言わない馬と変わらない。成り行きに任せて勝ちパターンに持ち込めばいい」。

 勝負哲学を披露していたら、陸樹君がソイ、アイナメとうれしい外道を連発した。パパも負けられない。丹念に底付近を攻めて沖メバルの釣果を重ねる。沖メバル、サバと合わせて計10匹を釣った陸樹君、沖メバル5匹の健登君を引き離す。前半アタリがなくて苦戦しながらも後半追い込んできた谷中助手の追撃もかわす。本命ばかり13匹でサオ頭になった。「子どもたちも型を見たし、自分も適度に釣れて面白かった」と笑顔を見せた。

 実は95年8月末、新潟競馬滞在中の善臣は新潟沖のマダイ釣りで日刊スポーツの釣り面に登場する予定だった。この時は「海は荒海~」で出船取りやめ。約11年たって釣行取材が実現した。「こんな楽しい乗船依頼なら、いつでもおれは待ってるぜ」。今年3月に高松宮記念(G1)で勝ったお手馬のオレハマッテルゼを引き合いに出し、上機嫌で港を後にした。

 ◆善臣と釣り仲間

 右舷ミヨシの谷中助手が沖メバルとソイをダブルで釣り上げた。前半はまったく型を見ることができず、「すっかり出遅れた」とボヤいていた。雨がやんで晴れ始めた午前10時以降に調子を取り戻し、10匹を手にした。善臣とは騎手時代(谷中は04年7月に引退して調教助手に転身)からの釣り仲間。釣り雑誌に記事を書いたこともある。「沖メバル釣りはディープインパクトの競馬より堅いと思ったけど、なめちゃいけなかったかな」と苦笑していた。

[2006年7月28日 13:18 紙面から]

<船長のワザ:日立久慈「みちしお丸」尾本光雄船長(64)>

 ◆移動中に準備を 合図があったらすぐ仕掛けを投入するため、ハリスの根ズレやエサの鮮度は必ず点検すべし。サオの先端部分にハリや余分に出た道糸が絡んでいないかもチェックしておく。
 ◆エサ サバの切り身は上から2ミリほどのところでチョン掛け。身から背に抜く。背がビロビロとなったり、身が白くふやけたりしたら交換。
 ◆シャクリ厳禁 アジのコマセ釣りのように大きくサオをシャクると、海底の岩盤をオモリでドンドンとたたく。その震動で魚の警戒心を強め、食いを渋らせる。
 ◆向こう合わせ アタリが出ても大合わせは禁物。ゆっくり聞き上げてサオの弾力で魚の重みを確認する程度でいい。ハリ掛かりしていれば穂先はしなったままになる。
 ◆追い食いも 1匹目のアタリの後にリールを1~2回巻き、20~30秒ほど待つ。少しでも潮が効いて食いが立っていれば次々と掛かってくる。
 ◆ハリ外し 沖メバルなど根魚の上アゴにハリがガッチリ掛かると外しにくい。プライヤー、ラジオペンチなどがあると便利。なお、背中などのトゲには注意。

<メモ>

 ▽船 日刊スポーツ新聞社指定「みちしお丸」(電話)0294・23・0606。沖メバル釣りの乗合は午前5時に日立久慈港集合。浅場狙いはエサ&氷付き8000円、中・深場狙いは希望で同1万2000円。ホームページhttp://www3.ocn.ne.jp/~mho
 ▽交通 電車の場合、JR常磐線大甕(おおみか)駅下車。車の場合、常磐自動車道・日立南太田インターからは約8分。国道6号線を日立方向に。同293号線、同245号線を経由し港へ。

 ◆柴田善臣(しばた・よしとみ)1966年(昭41)7月30日生まれ。青森県出身。85年3月デビュー。88年の中山牝馬S(G3)のソウシンホウジュで重賞初勝利。G1初勝利は93年安田記念のヤマニンゼファー。今年は高松宮記念(G1)と京王杯SC(G2)をオレハマッテルゼで制するなど、重賞4勝を含めて449戦62勝で関東リーディングトップ。通算1万3076戦1674勝(23日終了時)。


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