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関東&東北釣り情報
ルアーに「生命」を与える
大型のバスを手にする庄司さん
<釣りを始めよう! 庄司道弘さんに教わるルアーフィッシング編(上)>
初夏です。海から湖川まで、いろいろな魚たちが活性化し、釣りにも絶好のシーズンです。中でも、ルアーフィッシングには、ターゲットが増えて面白い時季です。ルアーとは、簡単にいえば、エサを模したものを使って魚を釣る、ゲーム性が高くスポーツフィッシングとして、とても人気があります。今回から3回に分けて、このルアーフィッシングを紹介します。講師は、バスフィッシングライターの庄司道弘さん(39)です。
普通の釣りでは、魚たちが食べているものをエサとします。ルアーフィッシングでは、エサでないもの、例えば金属製のもの、プラスティック製のものなどを使って魚を相手にします。
ですから、ただ投げ込んだだけでは、魚は釣れません。そのルアーに<生命>を与える、つまりエサらしい動きをさせると、魚の好奇心や食欲などを刺激して飛び付いてくれます。これがルアーフィッシングの面白さであり、ゲーム性が高いとされる点なのです。
ちなみにルアーには「誘う」「誘惑する」というような意味があります。そもそもは、およそ300年前、欧州で生まれたといわれています。ある人が、湖畔で食事中に、誤ってスプーンを湖に落としてしまった。すると、そのスプーンにトラウトが飛び付いた。それがヒントになり、スプーンというルアーがつくられた、とされています。スプーンを落としたのは、ボートからだった、家族で食事をしていた最中だったとか、の諸説はありますが、どの説も1700年代に湖にスプーンを落としたことがきっかけということは共通しています。
日本に入ってきたのは、昭和の初めのころ。1952年(昭27)、赤星鉄馬という実業家によってアメリカ政府の国外持ち出し許可の下、カリフォルニア産のブラックバス150匹が箱根・芦ノ湖(神奈川)へ放流されました。そのバスを相手に当時、日本に進駐していた米軍兵士たちがルアーフィッシングをしているのを見た人が、見よう見まねでやったのが始まりとされています。
こうして広まっていったルアーフィッシングは、大別すると(1)スプーン(2)スピナー(3)プラグ(4)ジグ(5)コンビネーションルアー(6)ワームなどに分けることができます。
釣れる魚も、海水魚ではジャイアントトレバリーやシイラといった大型魚からスズキなど、また近ごろはマダイやタコまで釣るのもブームになっています。また、淡水魚ではブラックバスからヤマメにライギョ、変わったところではザリガニやカエルなどなど…実に多種多様です。これらターゲットに加え、その日の状況や釣り場の環境などに応じて、どのルアーを使おうか? と迷うのもこの釣りの楽しみの1つなのです。
◆庄司道弘(しようじ・みちひろ)
1967年(昭42)5月27日、茨城県水戸市生まれ。幼少のころから近くの川や沼でさまざまな釣りを体験した後、ルアーフィッシングの面白さに魅せられ、97年に千葉・亀山湖を拠点にするバスフィッシングクラブ「LAKE BLUE(レイクブルー)」を立ち上げ、主宰を務める。
[2007年4月28日 12:38 紙面から]
<ルアーの種類を一部ですが紹介しましょう>
◆スプーン 素材は金属。水中でヒラヒラ泳ぎ、キラキラと輝いて魚を誘います。ルアーの原型ともいわれ、種類も多く、いろいろなタイプがあります。
◆スピナー 英語のスピン(回転するの意味)が語源。ボディーに回転するブレードが付いていて、昆虫や小魚を演出します。
◆プラグ ハードルアーの中でも最もエサ(小魚)に似ています。英語で「栓」の意味があるように、前面にリップを付けたタイプは水の抵抗を受けて深く沈んだり、ブルブル泳ぎもします。ほかにもたくさんのタイプがあります。
◆ジグ ラバージグやメタルジグといったものがあります。ラバージグは、ジグヘッドにラバースカートをセットしたもので、主にブラックバスの専用ルアーとして知られています。メタルジグは、文字通りメタル(金属)製で平たい形をしたものが多いです。そのままではあまり泳ぎませんが、速く引いたり動きを与えてやると、クネクネ泳ぎ、同時にキラキラ光って魚を誘います。特に海など深い場所で有効です。
◆コンビネーションルアー 性質の違う2種類以上のルアーを組み合わせたもの。例えば、ジグスピナーとグラブといった具合もので、単品ルアーで反応が鈍い時に効果を発揮することがあります。
◆ワーム これまで紹介したものは、俗に<ハードルアー>と呼ばれる金属などの硬質系のもの。それに対して軟らかいプラスチックなどでつくられたルアーは<ソフトルアー>と言われます。中でもワームはソフトルアーの元祖的存在。名前の通り<ミミズ>に似たシルエットが特徴ですが、動かし方によっては小魚にも似た泳ぎをします。シンカー(オモリ)リグ(仕掛け)でも動きが変わり、ロッド(サオ)のアクションなどであらゆる状況に対応できる万能タイプです。
ほかにもいろいろなルアーがあり、どのルアーでどんな魚を狙うのか? 考えただけでも楽しくなってきます。
でも、釣り場に行く前に考えなければならないこともあります。マナーです。空き缶とかゴミが残された釣り場も結構目につきます。次に訪れた人がこれを見たら、どんな気持ちでしょうか? 「ゴミは捨てずに持ち帰る」大切なことです。
次回は、さらに細かく紹介したいと思います。
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