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道具を知る=上達の早道

ls-070526-1.jpg大型バスをゲットした庄司さん

<釣りを始めよう! 庄司道弘さんに教わるルアーフィッシング編(中)>

 ルアーフィッシング入門講座の(中)編です。前回はルアーフィッシングの起源やルアーの種類などに触れました。今回は「タックル」、要するにルアーフィッシングで使う道具について紹介しましょう。魚食性の魚をエサを模したもので釣るためには、道具を知ることも上達の早道です。講師は、前回に引き続きバスフィッシングライターの庄司道弘さん(39)です。

【ロッド】
 ルアーフィッシングは、外国から伝わった釣りなので、用語はほとんど横文字になります。ロッドとはサオのこと。性能が釣りに大きな影響を及ぼす重要なタックル(道具)です。ルアーをキャスト(投げる)するのにも動かすにも、また魚が掛かってからのやりとりでも常に大きな役割を担います。種類は、ベイトリールを取り付けて使うベイトキャスティングロッドとスピニングリールをセットするスピニングロッドに大別できます。

◆ベイトキャスティングロッド:ベイトリールは両軸受けリールのこと。このリールを取り付けた時に使いやすいよう、グリップ部分に「トリガー」と呼ばれる突起があるピストルグリップになっているものが多いです。
◆スピニングロッド:スピニングリール専用のロッドです。グリップは軽いコルクや軟らかいプラスチックなどで作られています。

 材質やパワー、長さ、つなぎ方、それに価格など、さまざまなロッドがあるため、記念すべきルアーフィッシングの最初の1本はどれにしようかと迷ってしまうかもしれません。

 多くのロッドには「スペック(仕様・性能)」といわれる規格が記載されています。それがスーパーやウルトラ、エクストラなどと表記があるものは特別な釣りに使用する場合が多く、入門者には向いていないものも多くあります。

 ロッドは軟らかさの調子によって、いくつかのクラスに分かれます。それぞれ負荷重量、いわゆるルアーの重さに耐える弾力性があります。スピニングロッドでは、調子の最も軟らかい「ウルトラライトアクション」や、それよりやや調子が硬くなる「ライトアクション」クラスが多いです。

 ルアーの負荷量は、ウルトラライトアクションの場合は2~7グラム、ライトアクションで4~14グラムが目安になります。
 初心者には、使いやすさや凡庸性の高さから、長さは6~6・6フィート(約1・8~2メートル)がいいでしょう。調子としては、ややファストテーパー(またはファストアクション=先調子)気味の、カーボン素材でできたライトかミディアムライト(やや軟らかい)で、クセのないスピニングロッドがお薦めです。
 さらに細かいことは、次回に触れたいと思います。

【ライン】
 ルアーをキャストしてからアクションを与え、掛かった魚を取り込むまで、釣り人と魚をつないでいるのがライン(釣り糸)です。せっかく掛かった魚をラインブレーク(糸切れ)で逃がさないためにも、魚にダメージを残さないためにも慎重に選びたいものです。素材には、ナイロンとフロロカーボン、PE(新素材)などがあり、それぞれ特長があります。

◆ナイロンライン:伸びやすいため、引っ張られた時の強度が強く、水に近い比重です。
◆フロロカーボンライン:比較的伸びが少なく、水に沈みやすい特徴があります。
◆PE:伸びがほとんどなく、水に浮きやすい素材です。

 これらはあくまで一般的なもので、ナイロンラインでも伸びがあまりないものや、PEラインでも水に沈みやすいものなど、さまざまな改良が加えられたラインも出ています。また、ライン強度の単位にはポンド(lb)が用いられ、数字が大きな方が強度も大きくなります。リールの項で記載したような小物を狙うのであれば、ナイロンラインの6~10ポンドを、スピニングリールにセットするといいでしょう。

 ただ、数回釣行した後、リールにたっぷりラインが残っているからといっても注意してください。ラインは劣化します。釣行後は、巻き替えが必要ということを認識しましょう。

 今回は、ロッド・リール・ラインについて紹介しましたが、すべての釣りに使える万能なタックルはありません。タックルを変えるだけで、ルアーのアクションや感度、釣りやすさや釣果まで違ってきます。ターゲットやルアーの大きさ、釣り方などによってもさまざまな必要性が出てきますし、必要性を感じたらタックルの組み合わせを変えてみるのも面白いでしょう。

[2007年5月26日 12:46 紙面から]


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