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関東&東北釣り情報

イシガキダイ49センチ、初代「石物」王!!

ls-070615-1.jpg高野さんが釣った49センチのイシガキダイ

<フィッシング・ルポ>

 「2007日刊スポーツ・フィッシング・サーキット」磯&釣具店ブロックで今年から新設された石物の部の決勝釣り大会が9日、伊豆諸島・三宅島で行われ、イシガキダイ49センチ2・55キロを仕留めた高野民治さん(60=東京都江東区)が、初の栄冠に輝いた。

 石物とは<磯魚の王者>ともいわれるイシダイ、その仲間であるイシガキダイを総称したもの。今回は、三宅島「共栄丸」と八丈島「海女屋」の2地区の予選会を経て、勝ち進んだ計9人によって決勝釣り大会を実施した。

 舞台となったのは、三宅島本島から離れた大野原島だ。釣り人の間では<三本岳(さんぼんだけ)>の愛称で親しまれ、潮の通しがよく、日本有数の好釣り場とされる。ただ、波が荒いとなかなか渡れず、年間を通しても釣行ができるのはそう多くない。

 幸いにこの日は、海はベタナギ。早朝に各選手が渡り、1人が<チョンボリ>に入ったほかは全員が<テラス>と称されるポイントを選んだ。以下は、自身も石物釣り歴30年のキャリアを持ち、今大会の審査委員長として立ち会った豊田章司さん(50=東京都板橋区)のルポで紹介する。

 石物は、硬い貝類の殻をかみ砕く丈夫な歯を持ち、サザエからウニ、カニ、それにヤドカリといったものが大好物。当然、付けエサもそれらを使う。各選手は仕掛けを投入後、ほとんどが水深10メートル前後の足下狙いで攻めた。潮温は表層で18度以上あり適温に近い。すぐにイシガキダイがエサに飛び付き、連発する光景も。だが、いずれも1キロ前後でサイズは小ぶりだ。

 三本岳では、海は多少でもザワついていた方が魚の食い付きがいい。それからすれば海は穏やかすぎ、俗にいう<ナギ倒れ>だ。おまけに潮は効かず底潮も冷たい<2枚潮>で、さらにエサ取りの猛襲が各選手を悩ませた。そんな中で午前10時すぎ、八丈島代表の富田利明さん(30=東京都墨田区)が良型をゲットした。48センチ、重量で2・2キロ。現場で検量した後、魚は海に放した。

 高野さんにアタリがきたのは、それから約1時間後だ。これが49センチで、富田さんとはわずか1センチ差ながら、重量では2・55キロの良型だ。

 その後はアタリがないまま午前11時30分にストップフィッシング。イシガキダイはトータルで13匹釣れたが、最終的に<石物王>の栄冠は高野さんの頭上に輝いた。
 三宅島では、これから当分はイシガキダイの数釣りが楽しめる。秋には再び大型が狙える絶好機を迎える。

[2007年6月15日 12:01 紙面から]

 <石物の部成績(イシダイ&イシガキダイ1匹の全長審査で同長の場合は重量が対象)>

 <1>高野民治(60=江東区)49センチ2・55キロ

 <2>富田利明(30=東京都墨田区)48センチ2・2キロ

 <3>石田雅巳(41=東京都練馬区)39センチ1・5キロ

 (敬称略)

 <大会審査委員長・豊田章司さん評>

 ナギ倒れになり三宅島の磯釣りとしては厳しい条件だった。本命のイシダイが不発に終わったのもそれを物語る。それでも、合計13匹のイシガキダイが釣れたのは、各選手の釣技の高さを示すものでしょう。ただ、エサ取りが激しく苦戦を強いられた。そんな中で優勝を果たした高野さんは、付けエサをガンガセウニに交換して目先を変えるなど有効に使っていたのが決め手になったと思います。

 ◆賞 優勝者の高野さんと山本さんには、がまかつやマルキュー提供の賞品ほか豪華副賞が贈られた。

 --◇--◇--

 <主催>日刊スポーツ新聞社、日刊スポーツ新聞社指定・共栄会

 <協賛>がまかつ、マルキュー、スターマリンクラブ、バークレイ、ガルーダインドネシア航空、デュークほか

 ※横取り方式=参加船の各船内でトップを選出し、その釣果で順位を決定する審査方法。

 ※各船宿の連絡先は「釣り速報」欄を参照。


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