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ランカー級!40センチオーバーバス勝負

ls-070622-1.jpg庄司さんは西湖で大型バスを連発した

<フィッシング・ルポ>

 山梨・西湖と同・河口湖のブラックバスが狙い目! 両湖とも産卵後のシーズンに入り、<ランカー級>とも呼ばれる40センチアップのヒットが連発している。「2007日刊スポーツ・フィッシング・サーキット」湖川ブロック・バス部門の予選会を7月1日に西湖で、同8日には河口湖で実施を予定している。バスフィッシングライターの庄司道弘さん(39)が、攻略法も含めてルポする。

 西湖は、コンディション(状態)のいいバスが釣れることで人気が高い。特に今年は、35センチ級を主体に40センチオーバーも連発するなど、爆釣の状況が続いている。

 実釣日は、湖を回りながら、状況に合わせて、いろいろなパターンで攻めてみた。早朝は、トップウオーター(水面でアクションさせるルアー)やビッグベイト(大型のルアー)を、ブイや桟橋などフローティングストラクチャー(浮いている障害物)にキャスト。すると、40センチを超す大型のバスのチェイス(追ってくる)はあるものの、バイト(ルアーに食い付くこと)までは至らない。そこで、より距離をとったアプローチで攻めると、バイトの確率がアップした。

 太陽が昇ってからは、パターンを変えた。溶岩地帯をミドスト(軽めのジグヘッドなどで宙層を漂わせるようにスイミングさせる釣り方)やノーシンカー(オモリを付けない仕掛け)でスローダウン(ゆっくり)させたアプローチを主体に攻め、バスを連発してキャッチした。

 サイト(目視)可能なシャロー(浅場)や表層付近に浮いているバスは小型が多かったため、3~5メートルぐらいの、やや深場を攻めた方が平均してサイズはアップした。また、各岬や岩場周辺では、やや重めのジグヘッドでボトム(底)の、少し上層を丁寧にスイミングさせると、バスをキャッチすることができた。

 河口湖では、環境保全&保護のため、今年からルアーのワーム使用が禁止された。これは、ルアーマンにとっては大きなマイナスになると思われたが、湖畔のボート店「ハワイ」の渡辺一孝代表(52)によると、むしろ釣況はよくなっているという。

 というのも、禁止事項には<スピナーベイト><ラバージグ>、それに<ポークリンド(ブタの皮)>といった天然素材のものは含まれていない。これらの使用方法を工夫することによって釣果を見ているのだ。実際、数では2ケタ台も出ている。渡辺代表は「これまでなら、日に8割近くがゼロで終わることも珍しくなかったが、ここにきてゼロは2割程度に減っており、釣果が見られる確率は高まっている」と話す。大型もヒット中だ。

 今年「ハワイ」で記録されたものでは、3月31日に大石ワンドで出た56・5センチは、ビッグベイトのジョインテッドクローにヒットしたものだ。ほかにも丸栄ホテル前では、スモールラバージグ単体で56センチがゲットされている。

 6月も「ハワイ」前で13日にスモールラバージグ&ポークで、また同5日はサスペンドミノー・スーパースレッジに、それぞれ52センチがヒット。ほかにトンネル下の浮き魚礁脇で20日、やはりスモールラバージグに47センチが飛び付いた。50センチオーバーは、これまでにトータル16匹を記録。「ペースは悪くない」(渡辺代表)展開だ。

 現在、湖は平水時より2メートル近く低い。このため、アシやウイード(藻や水草類)エリアが露出した状態にある。梅雨の時季を経れば、予選会(7月8日)のころには多少水量が増えていることも予想されるが、ただ、今年はカラ梅雨の可能性も高いともいわれており、予測は難しい。それでも、渡辺代表は「仮に減水しても、それなりに狙えるポイントはあるので、釣況にはさほど影響はないだろう」との見方をしている。同湖では、過去には60センチアップの大物実績もあるだけに、今後の期待は大きい。

[2007年6月22日 14:34 紙面から]

<バスフィッシングライター 庄司道弘さん(39)西湖の攻略法>

 西湖では現在、バスの多くはアフタースポーン(産卵後)の状況にあり、ミッドスポーン(産卵中)のものは小ぶりが多い。予選会当日(7月1日)は、いち早く夏を意識したビッグバスを狙って、サマーパターンの定番ともいえる岬や、浮きブイとロープなどの周辺をロングキャストで攻めるのが面白いだろう。

 【状況とタイミング】

 バスの活性が上がりやすい早朝や、曇天や雨天というような状況なら、ビッグベイトやファストムービングルアー(速く動くルアー)で強気に攻めたい。逆に晴天や風のない<ベタナギ>のように、活性が低くなりがちな状況では、高活性時よりも一段深いレンジ(水深)やシェード(日陰)をスローに丁寧に攻めるのがいいだろう。また、風が強い日も狙い目だ。アングラー(釣り人)にとっては釣りがしづらいが、操船に注意しながらウインディサイド(風が当たる側)の岬やシャローを攻めると、ビッグバスに出合える確率はアップするはずだ。

 【エリアとレンジ】

 エリア(攻める場所)やレンジによっては、数は釣れるものの、小型ばかりということもある。エリアの選択と攻めるレンジはしっかり考えたい。例年の西湖のパターンからは予選会当日は溶岩地帯が最もバスをキャッチしやすいことが予想されるが、比較的プレッシャーが高めのためにほかのアングラーとは違う攻略法が望ましい。また、西湖は巨ベラの釣れる湖としても有名。ほかの釣り師の同行も見ながらエリア選択をしていきたい。

<西湖メモ>

 ▽問い合わせ 日刊スポーツ新聞社指定「樹海荘」(電話)0555・82・2387。出舟午前5時。入漁料600円。ボートはローボート1人乗り2500円、2人乗り3500円(いずれも税込み)。

 ▽交通 電車は富士急行線・河口湖駅から根場民宿行きバスで樹海荘前下車、またはタクシー利用。

<ボート店「ハワイ」代表 渡辺一孝さん(52)河口湖の攻略法>

 河口湖のバス攻略について、渡辺代表は次のようにアドバイスする。

 ◆エリア バスのポイントの1つであるウイードが今以上に成長しているはずだから、探るエリアも広がる。当然、それだけビッグバスと出合える確率は高まる。シーズン的にはアフタースポーンの状態にあることが予想され、釣り場は事前に、近況も含めて情報を収集しておき、それと照らし合わせて選択することをお薦めする。

 ◆ルアー ワームは使えないが、その代用的役割を果たしているのがポークリンドだ。これをスモールラバージグに取り付けたり、ポーク・ダウンショットといった具合にいろいろ組み合わせることで釣果を見ている。また、スモールラバージグ単体でも大型がヒットしており、ワーム使用禁止の影響はほとんど感じさせない展開が続いている。

 要はワーム以外のルアーを使うことによって、逆にバスの目先を変える効果もあるようだ。ほかにサスペンドミノーやクランクベイト、スピナーベイトなどを使い、粘り強く攻めるパターンが有効打となることも多い。

<河口湖メモ>

 ▽問い合わせ 日刊スポーツ新聞社指定「ハワイ」(電話)0555・76・7629。出舟午前5時30分。入漁料大人1000円、中学生400円、小学生以下無料。ボートはローボート1人乗り2500円、2人乗り3500円、エンジン付き(小型船舶免許が必要)6000円から(いずれも税込み)。ホームページ<http://www8.ocn.ne.jp/~hawaii/>

 ▽交通 富士急行線・河口湖駅からタクシー利用。

<「2007日刊スポーツ・フィッシング・サーキット」湖川ブロック・ブラックバス部門予選会>

 既に3地区が終了、今回の両湖の後、箱根・芦ノ湖(神奈川)と続く。8月26日(日)に相模湖で開催される決勝大会へ向け、各地区とも3人ずつ代表選手を選出し、昨年度覇者のシード選手を加えた計19人によって今年のチャンピオンを決定する。

 なお、審査方法などは地区によって異なる場合があるので、事前に詳細は要確認。

 ◆参加費 ボート代のほか、エントリー費1000円が必要。審査方法は、地区によって異なる場合があるので要確認。全大会の参加者を対象に年末、豆南諸島の大物遠征釣りほか国内旅行招待が当たる抽選会もある。

 <主催>日刊スポーツ新聞社、日刊スポーツ新聞社指定・共栄会

 <協賛>がまかつ、マルキュー、スターマリン、ガルーダインドネシア航空、バークレイ、エルバランスほか


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