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とんこつ発祥久留米ラーメン

s-gu-kurume-1.jpg元祖南京千両本家のラーメン。スープには宮崎県産黒豚の骨を使うなど素材にこだわる

s-gu-kurume-2.jpg元祖南京千両本家のラーメン。スープには宮崎県産黒豚の骨を使うなど素材にこだわる

 今や、すっかり国民食となったラーメン。1度、食べたくなると無性に食べたくなる、そんな魔力を持つ麺(めん)類だ。その中でも〝九州人のソウルフード〟ともいえるとんこつラーメンは、1937年(昭12)、福岡県久留米市で開業した屋台が発祥とされる。今回は、その元祖の味を継承する〝久留米ラーメン〟を、1杯500円以下で味わえる店をピックアップした。いずれも安価で楽しめる庶民のファストフードだ。

 同じとんこつとはいえど、細麺で食べる博多ラーメンとは、味わいも楽しみ方も違う。久留米ラーメンは、クリーミーな独特の白濁スープで、中太麺の歯ごたえとのどごしを楽しむのが主流だ。スープの上に焼きのりが浮かぶのも〝久留米ブランド〟の目印。元来、博多のような替え玉文化はない。残ったスープをおかずに白飯を食べるのが、地元民の証しだ。

 久留米ラーメンに詳しい、九州ラーメン研究会(福岡市南区)の原達郎代表(62)は「九州全域に広まったとんこつラーメンのルーツは久留米にある。元祖は南京千両(なんきんせんりょう)です」と話した。

 37年、現在の西鉄久留米駅前、明治通り沿いに開業した屋台、南京千両。創業者の故・宮本時男さんは、店を開く前に、当時、関東で流行していた〝中華そば〟を研究するために上京した。中国大陸から入ってきた〝ラーメン〟と、日本のそば&うどん文化が融合して生まれた、その新しい麺を学び、久留米で売るためだ。

 時男さんの長男で、今も南京千両ののれんを守る2代目宮本憲司さん(66)は「中華そばのあっさりとした鶏ガラスープは、九州人の舌にはなじまないと、父は判断したようです。試行錯誤の末、選んだのがとんこつでした」と話した。

 豚のうま味とコクを加えた〝九州版〟の中華そばは見事に大ヒットする。昭和20年代、市内には、とんこつスープで味わう麺を提供する屋台が続々と誕生した。昭和30年代以降、その味は〝とんこつラーメン〟という名とともに、九州各地へ伝わっていく。

 現在、同市では屋台を含め、約130店でラーメンが楽しめる。「1杯の平均価格は432円。全国で3本の指に入る安さ」(原代表)だ。500円玉を握りしめ、さあ、とんこつラーメン発祥の地へ出かけよう! 【栗田真二郎】

◆元祖南京千両本家(がんそなんきんせんりょうほんけ)

 37年創業、とんこつラーメンの元祖とされる屋台と同名の店舗。「ラーメン」(500円)のスープは、濃厚に見えるが、中細ちぢれ麺にからめるとスルスルと味わえる。余分な脂をそぎ落とした絶妙な仕上がりで、後味はさっぱりだ。創業以来、変わらぬ製法で作る麺は、かむと小麦の風味が口いっぱいに広がる。短冊切りのメンマとチャーシューも麺とよく絡んでうまい。毎月25日はラーメン半額の感謝デーだ。

◇住所
久留米市野中町702の2
◇電話番号
0942・37・7279
◇営業時間
午前11時30分から午後9時30分
◇定休日
第2月曜定休

[2006年3月27日 08:30]


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