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ラーメン奉行が行く - 北海道グルメ情報

「龍」から1ランク上の味へ進化/ふーとん

h-li-061017-0001.jpgふーとん

 日本ハムファイターズが優勝した。札幌の東区役所の近くにある東西斜め通り、「ファイターズ通り」も当然盛り上がっただろう。この商店街にはラーメン店が3軒ある。うち1軒は中央区から移転してきた店で、ここまで激戦化の波は押し寄せている。

 この地区は、昨年11月に大型商業施設のアリオ札幌がオープンした。ここには、ラーメンを出す店が3軒入っている。3軒というのはほかのショッピングセンターより多い。「五丈原」の3号店は1階専門店街に。2階フードコートにはセルフサービスの2店がある。「山頭火」のセカンドブランド「えぞ梟(ふくろう)」。たこ焼きも出す「ポッポ」はラーメン399円だ。

 アリオの開業前、昨年8月27日にこの西隣にオープンしたのが「ふーとん」。中国語で「胡同」と書き「横丁」という意味だ。この店、以前は「龍(RON)」の屋号で、98年から営業していた。アリオ進出を機に1度リセットし、新たなスタートを切った。イメージカラーもオレンジからグリーンへ。外壁、エプロン、どんぶりまでグリーンに統一した。

 ラーメンも変えた。スープはもともと、とんこつ、鶏、魚介のトリプルスープだが、とんこつベースから鶏ベースに。知床地鶏の丸鶏に加え、部位の中でも高価な皮も新たに用い、白湯(パイタン)風に仕上げた。

 麺(めん)は加水率を少し低め(28%)にして、よりスープが絡むようになった。タレも醤油(しょうゆ)は醤油臭さがなくなり、まろやかに。味噌(みそ)ダレは白味噌と、赤味噌(愛知県の高級八丁味噌)との合わせに。常に1ランク上を目指しながら、価格は据え置きで、しょうゆ、塩とも600円。客のターゲットは30代だが、実際の客層は20代から70代と幅広い。90歳で月2回必ず来店し、ほぼ完食するという人もいる。

 リニューアルで、以前からの常連に加え新たな客層の発掘に努力する店主は、東京下町出身の明るいキャラクターで客を和ませる。すぐ近くにチェーン店「I」もある。アリオも加わって激戦区だ。

 ◆野坂郡司(のさか・ぐんじ)1940年(昭15)樺太(現サハリン)生まれ。サラリーマン時代、映画「タンポポ」を見てから本格的にラーメン食べ歩きを始める。札幌を中心に4000軒近い店を食破し「ラーメン奉行」のニックネームでラーメン評論家として活躍中。監修著書に「北のラーメン屋104軒」(イベント工学研究所)がある。札幌市在住。

◇住所 札幌市東区北7条東8丁目2の18
◇電話 011・752・7622
◇営業 午前11時~午後8時、火曜日は午後3時まで。不定休
◇駐車場 4台
◇メニュー しょうゆ、しお各600円、みそ700円、カレーラーメン(しょうゆ、みそベース)850円、キムチラーメン850円。大盛り各50円増し。

[2006年10月17日 11:59]


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